トロワの木造建築
トロワには、ルネッサンス期に建てられた木造建築が今もそのまま残されている。
“美術館のような町” という表現をしばしばされるのも、私はこの木造建築が色とりどりで人目を引き、楽しませてくれているからのように思う。
町中のお店も民家も、可愛らしい印象。全てではないが、圧倒的にこんな雰囲気の建物が多い。
素朴で可愛らしくて、あたたかい。
青い空に、カラフルな骨組みや屋根。見ているだけでなんだか幸せな気持ちになる。
私は特に、この並びがきれいで見入ってしまった。
この辺りが町の中心地。
中世時代、シャンパーニュ地方の中心都市だったと言われるトロワ。町全体が、ちょうどコルクのような形をしているというのでなんだか偶然だけどおもしろい。
美術館にステンドグラスを見に行く途中や、郷土料理のアンドゥイエットの美味しいお店を探す間。どこを歩いてもこんな風景に出会える。
私はこの町で一番素敵だと感じたのはこの、木造建築。
目的地に向かう途中、ぜひ足を止めてゆっくりと眺めて見てもらいたい。