ブルターニュ地方カンカル 海の人
バス停を降りるとすぐ、海が広がり朝から船に乗って働く人達が。
漁船を装備しているようだった。
こんな作業を間近で見ることはなく、私達も足を止めて見入ってしまった。
とにかく風が強くて、寒い。こんなに寒い中、潮風に吹かれながら作業をする北の町の人々。カッコいい。
日本人が珍しいらしく、こちらに気づくと手を振ってくれた。とても気さくな人たち。
旗をピンと立て、これから漁に出るらしい。
CAN87という文字は、カンカルの船を表すものなのかな。
お昼時には飲食店に出入りする人や、買い物をする人なんかを見かけたけれど、朝方は町を歩く人はほとんど見なかった。
海で仕事をしたり、海岸を散歩をしたり、サンマロと同じく季節を問わず海が中心になって生活をする町のように感じた。
バスを降りてすぐ、こんなものを目にした。
なんだろうこの、木をひたすら組み立てたようなものは物体は。
海岸に下りるとよく分かった。これがカンカルの人の生活の土台となる、大切なものなのだと。
こんな風に、自分が日本で聞かされていたカンカルの名物は作られていたんだ、と一番の感激にも繋がった。
それは牡蠣の養殖をしている様子だったのだ。