自由の炎 Flamme de la Liberte
16区アルマ・マルソーのメトロの駅を上がりすぐのところに、こんなモニュメントがある。
金色に輝く、炎。遠くからでも人目を引く。
このアルマ広場の真下にあるトンネルは、元イギリス王妃・ダイアナ元妃の死亡事故現場なのだ。
こんなに煌びやかなモニュメント。現在はダイアナ元妃の記念碑として、献花やメッセージが絶えない。
元々は、アメリカの自由の女神の修復に対するお礼として建てられたものだけれど、この真下が事故現場となってしまったのだ。
私はこの広場の近くに住んでいたことがあり、このモニュメントを毎日目にしていた。
視界の奥には、スッとそびえ立つエッフェル塔を眺めることができるこの場所。そんなエピソードのある場所だということは、近づいてみて初めて分かる。
さまざまなメッセージが刻まれている。
「10年がたった今も、世界はまだ悲しんでいる」
「かわいそうなお金持ち、誰もが彼女を愛していた」
「あなたを忘れない」
いずれもダイアナ元妃を慈しむ言葉が絶えない。
今ではパリの観光名所のひとつとなっている。