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パリでのお部屋探し 入居時に必ずするべきこと!

 2014/05/13 住まい
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玄関

パリ市内、bellevilleに住んでいたときのこと。

学生寮や友人宅以外に、自分で家を借りて住むのは初めてで、手続きを全て行った。

フランスでも、特にパリでの部屋探しは一苦労と言われるが、フランス人に教えてもらった「入居時に絶対にするべきこと」は後々とても役に立った。

それは、「部屋の写真を撮っておく」こと!

日本人は言葉が理解できない分、不動産屋に騙されて泣き寝入りすることが多いとよく耳にする。

退居時の破損や残留物はありませんでした、という証明のため、写真は動かぬ証拠になってくれる。

まず、水道や電気のメーターの記録をすることはもちろん(記録は、前の住人が使った分を差し引きするので、不動産屋や大家から記録するようにいわれることが普通)、写真を撮っておき余分な請求を受けないようにしたい。

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そして、部屋に前の住人が残していった残留物。これは元々、入居の日にちにありましたよ、ということを証明する。そうでないと、残留物を処分するという名目で料金を請求される場合がある。

私が借りた部屋の場合、キッチンには元々これだけのものがあった。

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これらは全て、前の住人の生活用品。使っていいよとのことだった。

そして大切なのが、「壊れているもの」を撮っておくこと。

例えばこの電源。枠が浮いている。

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引き出しは底が抜けている。

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洗面所の照明は使えないし、

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シャワールームの壁は剥がれている。

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これらは証明ができない限り、破損と見なされて退居の際に料金を請求される場合が多くある。

写真を撮ることで、入居の日時が残った証明ができる。

実は、このアパートを退居するときに、次に入居する日本人を見つけられなかった為か、壊れていないものを壊れていた、それだけでなく最初からあったものに対して、私が残して退居していった、というように賠償金を請求された。

どれだけ説明しても受け入れられなかったが、この写真を見せたときには不動産屋も言い返すことができず、敷金がやっと返却されたのだ。そのときもし写真がなかったら…

「あなたはキッチン用品を全て残していきました。ドアを壊しました。部屋の至る所を破損しました。…etc」

などの理由で1000ユーロ近くの請求を、断れなかったかもしれない。恐ろしい!!!

日本での生活において、賃貸物件に入居した際に写真を撮るようにと言われたこともないし、考えたこともなかった。でも、大切なことのように思うし、本当に身を救ってくれた忠告だった。外国で暮らすということのシビアな現実を、身を持って感じた出来事でもあった。

パリでの暮らしは、色々な困難がある。それでも負けないように、泣き寝入りしなくていいように、できることは準備して臨みたい。

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