フランシュ・コンテ地方 ブザンソン 名物チーズとワイン
フランスでとてもよく食べられる“コンテ”というセミハードタイプのチーズがある。
その名の通り、このフランシュ・コンテ地方で作られているチーズなのだ。クセが少ないのに味わい深く、チーズが苦手という方にも好まれることが多い。
チーズ屋さんに寄って、ほんの一人前を買ってその場で食べた。
こんな風に、手軽にチーズを楽しめるフランス。
それからもう一つの名物に、“ヴァン・ジョーヌ”がある。これは赤ワインでも白ワインでもなく、黄色のワイン。サヴァニャン種というブドウを使い、最低6年は樽で寝かせて作られる、独特の風味があるワイン。
ランチに入ったレストランで、一杯頼んでみた。
黄色いワインと言われるけれど、カテゴリー的には白ワインの中に入るそう。オーダーの際には、白ワインの欄から“Vin Jaune”を探すと良いと思う。
フランシュ・コンテ地方には、このヴァン・ジョーヌを使った煮込み料理もある。
しかし、初めて飲んだけど、ブランデーみたいで飲みにくい…。
私には合わなかったなと思いながら(笑)、後日その話をワインを学んでいる友人に話したところ、驚くことを言われた。
それは、このヴァン・ジョーヌは地元の人もコンテチーズと合わせて食べるのが普通だということで、そうすると違うお酒のようにマイルドに、とても飲みやすく感じられるのだそう。
改めて、その土地で作られるもの同士の相性の深さを感じた。
日本ではなかなか手に入らない、もしくは高価であるヴァン・ジョーヌ。次に飲む機会にはぜひ、コンテチーズとのマリアージュを試したい!