スタージュ パリのレストランMANDALAY
知人の関係で一度食事に行ったレストラン、MANDALAY。ご縁あって、スタージュ(研修)をさせて頂いた。
フランスにはこのスタージュという制度が一般的にあり、給与は発生しないのがほとんど。スタージュの中でもエセイエ(フランス語で試すという意味の単語)、という制度も一般的で、そのお店が働き手にとって勤めたい場所であるか、またお店側から見てその人がお店で雇える人材かを、お互いに見極める(試す)期間。
私はこのスタージュという制度が初めてだった。このとき私は仕事を探していたのもあったけれどビザも残り半年をきっていたので、お金をもらえてももらえなくても、たくさんの現場を経験したい!という思いだった。
出勤時間は午前9時。この日は月曜日で、比較的お客さんが少ないそう。スタージュも忙しすぎては邪魔になってしまうので、平日を指定されることが多い。他の料理人の方と一緒に厨房に立ち、仕事を教わる。
お客さんとして食べに来るのとはまた違う、厨房の中で見る料理やお菓子。その作る様子を見せてもらえるのは、本当に楽しい!
コーヒーと一緒に出されるプティフールも、全て手作り。焼きたては格別においしい。
きれいに盛られた前菜。
ボリュームたっぷりのメイン料理!
50席以上ある2階建てのお店を、シェフと2人の料理人で回す。倉庫と厨房の行き来も多く、体力仕事。
それでも気さくのホールスタッフに、怒ると迫力があるけれど(笑)、大きくて優しいフランス人シェフ。
アジアンテイストが盛り込まれたフランス料理の数々と、美しい盛り付けに感動の一日だった。
仕事終わりには赤ワインと、大好きなブッフ・ブルギニヨンが待っていた♪
真冬だったから、食材を冷やすのは外気の冷たさを使うというのも、おもしろかった。