ニース 衝撃の石の浜辺!
イエールから電車を乗り継ぎ、トゥーロンからTGVで1時間半くらいのところにあるニース。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%82%B9
私はそもそも、ここに住みたいと思っていた。
イタリアの国境に近く、都市も大きくて気候も良くあたたかい。なんだか人も大らかそう!なんていう勝手なイメージだけど、無性にここに住みたかった。そして南仏料理を学んで日本に持ち帰りたい!そう思っていた。
そんな期待を胸に、ニースに降りた。
市内に一本、市電が通り人々の足となる。
何よりも驚いたのは、海。
「ニースの海で死にたい!」と言っていた友人がいたことを思い出した。
そう思うくらい、美しいビーチ。そしてこのビーチ、砂浜ではなく石で海岸ができている。
こんな海もあるんだと、ニースの海はきれいだっていうことは何度も聞いていたけど、知らなかった。
観光客で溢れるこの街は、音楽や海を飛ぶ気球、パフォーマンスでいっぱいだった。
素敵な街だったけど、感じる事はやっぱりイエールの街と変わらなかった。
そして、なんだかご縁の無さを感じた(笑)行きたかったレストラン“Keiske Matsushima”は土曜ランチがお休みで、看板を見ただけになり、この日に限って予め買っておいたTGVの帰りのチケットは、道に迷って乗り遅れ無効になる。
そのトラブルは印象的だった。
車掌さんに必死に事情を話したら、可哀想に思ってくれたのか、本当なら全額を払って買いなおさなければいけないチケットを「スペシャルチケットだよ」と10ユーロにしてくれた。
泣きそうに、人の優しさが染みた失敗。
あのやさしいおじいちゃんの顔は忘れられない。