1. TOP
  2. パリジャンのムッシュー

パリジャンのムッシュー

パリ
この記事は約 2 分で読めます。 2,815 Views

ラムのカフェ

彼との出逢いはこのカフェだった。

語学学校の友人とたまたま入った、サンジェルマン・デ・プレのラム酒を取り扱ったカフェ。この街自体が大好き。

一番人気はコレ!!

ババ

ババ・オー・ラム。ラム酒がたっぷり染み込んだケーキ。

こんな場所で出逢った。

窓際の席に2人で座り、メニューを選んでいると、選ぶのを手伝おうか?と声をかけてくれた人がいた。

フランスに来たばかりで、店員さんとのやり取りも一苦労な私達に、分かりやすい砕けたフランス語で話をしてくれた。

彼の名前はベーナード。

パリ生まれパリ育ち、正真正銘のパリジャンの、75歳の紳士。

ベーナード。

メニューのやり取りから始まり、おススメのケーキを一緒に注文して食べた。

彼はお医者さんで、今は在宅で医療誌へ執筆の仕事をしているそうだ。

どこから来たのか、何しに来たのか、これからフランスでどんなことをしていきたいのか、と色んな話を聞いてくれた。フランス人と会話をするのは本当に一苦労だったが、彼はわからない言葉は筆談をして意味もしっかりと教えてくれた。

3人で夕方までカフェにいて、明日もこの時間にここで会おうと言ってくれた。

私はフランスに行ってから語学学校に数日しか通わなかったが、こういった地元の人とのやり取りが本当に勉強になった。

この日から私達は、ムッシュー・ベーナードにパリを案内してもらうことが何回も続いたのだ。

\ SNSでシェアしよう! /

フランス旅行記〜女料理人が見た40以上の都市の注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

フランス旅行記〜女料理人が見た40以上の都市の人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

ryoko

関連記事

  • パリのクリスマス

  • 自由の炎 Flamme de la Liberte 

  • 20区、bellivilleに住む 

  • 初めてのフランスの家

  • パリの勤務地決定!!!

  • オルセー美術館