フルビエール教会 リヨンを見渡せる大聖堂
リヨンの観光と言えばここが一番有名だと思う。
フルビエールという、とても大きな教会。
昼も夜も美しく、高い丘の上にあるから市内から見てもよく目立ち、存在感がある。
夕方から丘に登り、日が落ちるまでリヨン市内を一望した。
高いところにあるから、結構寒い。それでも人が絶えない。
ライトアップされた教会は、間近で見ると息を飲むほどに美しい。
そして日も落ち、世界遺産の街並みがキラキラ輝く。
これは、リヨン市内の電波塔。教会のすぐ近くにある。エッフェル塔をイメージして作られているそうだ。
このフルビエールも、大家のアンさんにどうしてここに行ったことがないの?!と半分怒られながら絶対に行きなさいと勧められたところだ。
日本人はなぜ遠くに行きたがるの。なぜ遠くには行きたがるのに、近くのものを見ないの。家からこんな近くにすばらしいところがあるのに、どうして遠くにばかり目を向けるの。
アンさんから見て、日本人はそんな不思議な生き物でもあったそうだ。でも確かに。何かに夢中になったり一生懸命になりすぎて、大切なことに気づけなかったり見失ったりしていることはあるのだと思う。
誰もが羨むものや、本当に美しいものは案外と自分の中やすぐ近くにあるのかもしれない。