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リヨンのシェアハウスで最後のパーティー

ローヌ・アルプ地方
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食卓

1年間のワーホリの中で8箇所の家に住んだ私が、最も心落ち着けて生活できた家。

大家のアンさん、シェアメイトのみこさんにななえさん。本当に楽しい生活だった。

この日は私の誕生日とみこさんの帰国の送別会を兼ねて、4人でパーティーをした。

普段から家を空けることが多かった4人が揃うのは、とても珍しかった。

アンさんは料理上手で、いつも美味しい野菜の料理を作ってくれていた。この日のメニューはパーティー料理!

何時間も羊肉を煮込んで作ってくれた、クスクス。

クスクス1

食卓2

モロッコの主食のような存在のクスクス。フランスでもよく食べるが、大きなボウルにレーズンと合わせて入れて熱湯をかけて戻すという調理法には驚いた。

クスクス2

そしてデザートに梨のコンポート。

梨

ラズベリーのソースを添えて。

フランボワーズ

アイスクリームを合わせて、また美味しい!やさしいフルーツの甘さ。

アイス

日本語が流暢なアンさんは母のように、やさしく甘やかすだけではなく私達にいつも、なぜフランスに来たのかなぜまた来たいというのか、しっかり考えて伝えてそれに見合った行動をしなければいけないと言ってくれた。

迷っているときは、待っていてはいけない!と言ってくれた。

チャンスは自分で掴みなさいと教えてくれた。

一緒に飲むたび開けてくれた無農薬のワイン。私は赤ワインで、しかも無農薬のものしか飲まないと言って他の調味料も無農薬のものにこだわっていた。

キッチン

摘みたてのハーブを常備して、信じられないほどに切れ味の悪いナイフを器用に使い、まな板を使わず鍋に直接野菜を切り落とすのがフランス風だと教えてくれた。

3人ともワーホリで来ているけど、誰一人同じ1年を送る人はいない。だからおもしろい。

困ったことがあれば手を差し伸べてくれるこの環境に、何度も甘えてしまった。

私はパリへの面接を決め、みこさんは日本に帰国、ななえさんはこの家を出るタイミングがこの後すぐにきて、これが最後の4人の食卓だった。

一つ屋根の下寝起きした4人。それぞれの場所で、それぞれの道が拓けますように!素敵な時間に本当に感謝。

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