ミディ・ピレネー地方 ルルド 巡礼の地
バスク地方に滞在中、一日だけ足を延ばして巡礼で有名なルルドを訪れた。
パリからTGVを使えば5時間50分、私が泊まっていたバスク地方のバイヨンヌからは、1時間半くらいだった。
ここルルドは、病を患った方が奇跡を信じて、世界中から集まる。
大聖堂の奥に、“マサビエルの洞窟”という場所がある。ここには昔マリア様が現れ、地面を掘ると泉が湧き出し、その湧き水によって病気が治癒したという奇跡が何度も起こったと言われている。
平日のなんでもない日であったが、大聖堂周辺は物凄い人。中でもお年寄りや、車椅子の方が多くみえた。
大聖堂の美しさはもちろんのこと、マリア像の神聖な雰囲気には圧巻される。
↑これが奇跡の水。
大聖堂に向かう途中のお土産屋さんや、近くの売店で数€で売られている。実際に汲む水は湧き水ではなく、それを水道でひいた水で誰でも持ち帰ることができる。
私はこれを、病気を患っているわけではないが長寿を願って、日本の祖母に持ち帰った。
巡礼という神聖な行為に触れたことのない自分だけれど、この大聖堂やマリア像の神聖な雰囲気には心が洗われるような気持ちになり、とても癒される時間となった。