レネーの料理は最高☆食卓で学んだこと。
どうしてこの農家さんを選んだかと言うと、PRに奥さんが元料理人だと書いてあったという部分が大きかった。その文章に、wwoofを楽しんでほしいという想いが滲み出ていた。
期待を裏切らないどころか、農作業の後に食べさせてくれるレネーのお昼ご飯は、毎日ヴァリエーションに富んで本当においしい!!!
色とりどりの野菜は、全てこのファームで採れたもの!
たっぷり作ってみんなで取り分けるグラタン。
パスタも、よく主食として食べます。
米も時々用意してくれ、日本人としてはうれしい限り☆
私はこれが一番好きだった!中身をきれいなピンク色に焼き上げた鴨肉を、豪快に加えたパスタ!
サラダも毎日違ったものを用意してくれた。
デザートもよく作ってくれた♪
新鮮なミックスジュースも♪
彼女の手によって料理されるこのファームの野菜たちはしあわせだなぁと思った。
そして、食卓の中で私はフランスの食文化を学ぶことができた。
例えば日本なら、誰かが気を利かせてみんなのグラスに水を注ぐ、皿に料理を取り分ける、ということをやるのが普通で、気遣い=美徳のような感覚があるし、できない人は気が利かないなんて言われることもある。
でもフランスの家庭は違って、自分のことは全て自分でやる。
サラダを取り分けると、
『んっ?』
というちょっと不思議な顔をされる。
子供じゃないんだから、自分でやるよ。食べたいサラダの量は人それぞれなんだから、自分でとればいいじゃない。そんな感覚のようだ。
日本人のいつでも周りを気遣える性格って、すごいと思う。でも私はそのフランス的な感覚ってすごく好き。変な力が入らず、自分のペースで食事を楽しむことができる。
それを知ってからは、フランス人に対して料理を取り分けるという行動は、ほとんどしなかった。
レネーの料理のあったかさ。
そして“個人主義”で“人それぞれ”を自然に尊重するフランス人の性格を、少しだけ知れたような時間だった。