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旅立ち

 2013/06/28 出国前の準備
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GB Airways A321 Cabin

旅立ち数時間前まで仕事が入り、パッキングは前日の夜中になってしまった。これから始める生活に、ワクワクと不安を半分ずつ抱いて夜は眠れなかった…と言いたいところだが爆睡だった。起きれないかと思うくらい深く眠り、目覚めて登録済みの語学学校の住所だけをメモし、空港に向かった。

家族と友人に見送られ飛行機に乗った。前夜から搭乗直前までの友人達からの「いってらっしゃいメール」や激励の電話。嬉しくて嬉しくて、みんなのおかげで今の自分があるんだと実感した。

飛行機の中で、3つの目標を立てた。

1つめは、レストランで料理人として仕事をすること。
2つめは、フランスの地方全てに足を踏み入れ、郷土料理を学ぶこと。
3つめは、フランス近隣国を旅すること。

2012年5月7日、パリ・シャルルドゴール空港に到着した。快晴の空に迎えられ、歓迎されているかのような気持ちにさえなってしまった。

1年分の荷物を持っての地下鉄の移動は、困難なだけでなくスリや強盗の多いフランスではとても危険である。私はタクシーを使ってパリ中心地2区にオペラ座近くにある語学学校に向かった。

シャルルドゴール空港からパリ中心地までのタクシー代は、60ユーロくらいだった。タクシー乗り場から少し離れて、客引きではなく自分でタクシーを捕まえて乗ればもう少し安く乗れると後から聞いたが、そんな余裕もない始まりだった(笑)

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