リヨンの郷土料理
美食の街リヨンを代表する郷土料理はこれ。
食べたお店は旧市街の、何気なく入ったブションだった。
前菜でどこのお店でも置かれているのは、サラダ・リヨネーズと呼ばれるリヨン風サラダ。
ベーコン、ポーチドエッグ、クルトンにサラダ。主にバルサミコ酢を使ったドレッシングのところが多い。
ポーチドエッグを崩しながら頂く。
メイン料理では、白身魚のクネル。
“カワカマス” という白身魚を使うのが主流。ホタテなど貝類が混ぜられることもある。
ソースはこのお店ではクリームベースのものだったが、トマトソースで手軽に作られるものもあれば、甲殻類を使ったアメリケーヌソースで高級料理として提供されることもある。
日本で言う “はんぺん” のようなもの。家庭でもレストランでも、それぞれのレシピで作られ愛されている。
デザートの中で特によく見られるのはこの、プラリネルージュのタルト。
プラリネルージュは、アーモンドなどのナッツ類を原料を砂糖で加工したもの。それを生クリームと煮込んだものをタルト生地に流して焼いた焼き菓子。
この赤がパッと目を引き、華やかなデザートだ。パティスリーでも買うことができるし、レストランのデザートとしてもよく使われる。
晴れた日はこぞってブションのテラス席に座り、昼間からワインを飲みながらほっこりした郷土料理を頂く。お店はいくらでもある。
リヨンの食べ歩きは本当に飽きが来なくて、楽しい!