リヨン食べ歩き au petit bouchon chez Georges 小さな大人気ブション
リヨン中心地にある市役所をオペラ座の方へ歩き、細道を入ったところ。こんな街中に、静かに佇む小さなブションがある。
ほっこりした家庭的な料理が食べれることで、昼も夜も大人気だ。
なんせ小さな内装なので、大きめのフランス人が集まったら、10名も入れないんじゃないかと思うくらいだった。私も、偶然居合わせた料理人のおじいさんと相席で食事をした。
スープは鍋ごと出てくる。好きなだけとって食べてね!と言ってサービスのお母さんは席を去る。
そんな適当なサービスが、このお店の場合はあたたかみ。みんな好きなだけスープを飲む。
ボリュームたっぷりのポトフ。そして飾らないショコラタルトが出てくる。でも味はほっこりとして、どれも美味しい。
このお店にも履歴書を渡したが、こんな小さな店ではこれ以上人は雇えないよー!と笑われてしまった。でも、他の店で求人があれば連絡するねと、お父さんのようなシェフはにこやかに答えてくれた。
細やかなサービスや、飾り立てられた美しいフランス料理を食べるお店では決してないが、お客さんともお店の方とも近い距離で、まるでフランスの家族のような時間と、あたたかみのある美味しい料理が味わえるブションだ。