L’ardoise pierre jay パティシエの求人
フランス人シェフの人気店、L’ardoise pierre jay。
求人はパティシエのポジションだった。日本人のパティシエが辞めるので、代わりを探していたのだ。
日本人の後には日本人を、その人が探すというのが定番。それくらい日本人の信頼は厚く、必要とされている。とても誇らしいし、先人の方々に感謝だ。
お料理はフランス人シェフらしく、大胆かつ独創的な感じを受けた。
マンゴーをふんだんに使った前菜も印象的だし、白身魚にたっぷりのマッシュポテトとキノコが乗ったメイン料理のボリュームは忘れられない。そして可愛らしいパリ・ブレスト。
このお店も大人気店で、予約せずにはランチにも入れず結局面接の翌日に食事に行くことになったが、あたたかく迎えてくれた。
面接と言っても、仕事場を見せてもらいながら話をする、という程度のものだった。
料理人はパティシエの仕事を兼ねることがよくあるから、私も少し経験があった。このお店ではパティシエは2階にポジションがあり、料理とは完全に切り離されていた。店には他にも日本人、フランス人にスペイン人が働いていた。
ここでも、次の人間を探しているからすぐにでも来てほしいと言われた。
とてもありがたく、驚くばかりだった。
ほんと、パリはすごい!
また検討させて頂くことにして、店を出た。やっぱりできることなら、フランス人シェフの下がいいと思っていた私は、とても心を惹かれた。